自主制作アニメ「さがしもの」記憶のカケラを見つけた!
自主制作アニメ「さがしもの」
なかねゆきな さん作品
記憶のカケラ、想い出の人
砂に覆われた街。もう何年も誰もいないこの街に
ダウジングで宝物を探している少女。
一軒の家が気になり、少女が中に入ると
お姫様のお部屋のような内装.
そこにあったものは、輝くティアラ
少女は、スコップで砂を掘るも
ティアラが入っている物体は、ロボットでした。
ロボットがティアラに秘めた想いと記憶のお話。
主線なしのイラストのアニメーション
私が憧れる描き方、主線なしイラストのアニメーション
影と光を丁寧に表現されていて
海外の絵本のような雰囲気。
色で面を塗り分けて表現し 色と色の境界線が柔らかく
絵の雰囲気がフワリと、可愛らしいタッチ。
個人的には、光が差し込む
ロボットが少女の手を取り ティアラをかざす シーンの
アニメーションが好きです。
少女の心情をカメラの動きで描かれている。
窓から差し込む光の入れかた
少女とロボットの位置で、影がで切るように配置している。
セリフのないアニメーションは
カメラワーク、演出、目力、、、映像演出には欠かせない全てを
使い尽くさないと、伝わらない
気がします。
アナログ感、本当にいい!
少女と想い出が重なった時、
新しい気持ちが芽生えるストーリー
少女のお話かと思っていたら、偶然出会う ロボットの記憶の物語。
少女の好奇心から、歩み出した過去。
宝探しで足を運んだ部屋に、ティアラがあり
それをとろうとした少女は、ロボットに覆われていた砂をかき出す。
長年、うごかなったであろうロボットが突然動き出す。
ロボットの記憶が少女を見るや、
昔支えていたお嬢様と重なる。
この重なるシーンで、
部屋の構造や、なぜベットのそばにロボットがいたのか
なぜ、ティアラを持っていたのか?
の謎が一気に解明される。
ワンシーンだけで、全てを回収してしまう。
凄いシーン。
支えていたお嬢様の記憶が戻る
そして、待ち続けていたお嬢様が戻ってきた時の喜びが
表現されている。
最後に少女が見せた笑顔
これで、物語のやさしさが倍増した気がします。
4分のお話ですが
30分アニメでも見てみたい作品。
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